!ネタバレ! マーリンS2第9話 Lady of the Lake

随分前に書いた感想ですが、日本で丁度放送されたみたいなので、開陳してみます。

今回一番気になったこと:マーリン、水は?(トータルテンボスの「砂漠の真ん中でバームクーヘン食べるツアー」ネタを思い出しました。「口の中の水分ぜんぶ持ってかれるわ!」)
ええと、相変わらず冒頭5分くらいで顛末がすべて予想できる展開とはいえ、マーリンとアーサーのオチが微笑ましくて大好きなエピソードでした。が、フレイヤって誰?

フレイヤ(Freja, Freyja)は、北欧神話における女神の1柱。ニョルズの娘であり、フレイの双子の妹。人間の前ではヴァナディースと名乗っていた。(中略)
美、愛、豊饒、戦い、そして魔法や死を守護する北欧神話の太母。また海の守護神としてマルドル(Mardoll)の異名をとる。美しい女性の姿をしており女性の美徳と悪徳を全て内包した女神

北欧神話だったんですね。これでタイトルが「湖の乙女」。すごいこじつけ 超人的なmash-up技術。


以下、S2について重大ネタバレ盛り沢山なので畳む&改行します。未見でネタバレイヤンの方は読んじゃダメでござるよ。
























シリーズ1に続き2でもマーリンが惹かれる女性は黒髪でミステリアスで「湖の乙女」絡み。そして二人とも死亡。これって製作側の希望としての「マーリンの仇敵潰し」なんでしょうか(違・・・わないかも)。それともやっぱりマーリンはまた現れるであろう第3、第4、第5?の「湖の乙女」の魔法によって例の「恥ずかしい死」を迎えるんでしょうか。

このドラマのマーリンはあまりにもけなげなので、いつか鉄腕アトムのように、アーサーとキャメロットを守るために太陽につっこむような死に方をしてしまうのでは、と今からハラハラしています。が、今回でちょっと杞憂だったかも、と思ってしまいました(こら)。だって、あれほど(文句言いながらも)命をかけて救ってきたアーサーをあっさり捨てて、彼女と二人で逃げようとするとは。恋とはかくも人を変えるものなのですねv

そして何故かアストラットのエレイン姫エピソードを盛り込む脚本。こんな脈絡なく使うなんてもったいない・・・と思ったんですが、リアルにやるとエレイン姫はランスロットのストーカー。国営放送でこんなことしたら、赤毛のアンみたいにマネする女の子たちが出るかもしれない?ので、教育的配慮でわざと変えて使ったのかもしれません??そういえばランスロットを巡る女性はいまだグウェン一人。なんだかこのドラマのランスロットには女難の相がありません。原作では三歩歩けば女性に拉致監禁されてる(事実)くらいカワイソウな人でしたが、このドラマではまだ騎士になれていないので、別の苦労としているということでしょうか。

さて、次回のゲストは金髪アホ娘で名前がなんとVivian。でも「湖の乙女」とは名前以外関係なさそう・・・。そしてまたもやアーサーが魔法で騙されて恋に落ちます(もうペンドラゴン家の男はこんな恋しかできないのかw)。

今回で思ったのは、やっぱりマーリンはあんなにおぼこい(死語)顔して非DT属性で、アーサーはつくづくDT。マーリンがフレイヤに出会ってからキスするまでの時間は、アーサーのもどかしい女の子扱いに比べると超短いです。もちろんマーリンから行動を起こしています(お花あげて、お洋服あげて、キャンドル灯して、ムード作って)。翻ってアーサーはこれまで女の子を好きになっても相手の魔法にかかっただけ。キスはするんじゃなくて、されるだけ。見た目と普段の行動は男らしいというかジャイアンなのに。まあ要するにまだ「ガキの大将」なんですね。

ついでに言えば、ツンデレ同士のモルガーナとは会うたびに犬と猫のケンカ、グウェンはランスロットとのツーショットを見ただけで諦めてる。スペックいいんだからもっとがんばってー、と思いますが、この不器用さがアーサーの可愛い所なので、まあもうちょっとモテない街道を突き進んでほしいと思います。マーリンの首根っこつかんで引きずりながらの珍道中になりそうですが。

アーサーは女性ネタがあっても結局いつもマーリンとの友情に戻ってきてしまうので、大きな図体でも精神年齢的にはまだ小学生か中学生か・・・という感じです。でも今回のエピソードで、マーリンのことを「全面的に信頼している」と断言し、落ち込んでいるマーリンを(ジャイアンなりに)慰めようとしているので、友情面ではかなり成長しています。さあ、その優しさをグウェンに使うのよ!がんばれー(いつになることやら・・・)。

にほんブログ村 テレビブログ 海外ドラマへ