数学者はキノコ狩りの夢を見る〜ポアンカレ予想・１００年の格闘

NHKハイビジョン特集番組。何の番組なのかも知らずに、なんとなく見始めたら面白くて夢中になって最後まで見てしまいました。1時間くらいで終わるのかなと思っていたら二時間番組。しかも100年かかって解明された（らしい）数学の超難題について。
数学はさっぱりわからぬ子でしたが、番組はガッツリ楽しめました。
何しろ、世界有数の数学者のチーム3組がこの解法に「少なくとも致命的な間違いはない」ことを検証するだけで3年くらい掛かっているのだから、内容がわかるわきゃーないんですが、最初は単にポアンカレ予想を説明するCGイメージのスバラシさに見入っていたんですが、後半はどんどんキャラ立ち度が上がっていく「ポアンカレに人生を狂わされた数学者たち」のドキュメンタリーが実に面白かったです。
テレビ的美化と演出があるなーとは思いつつも、人知を超えた冒険を7年間たったひとりで頭の中だけでやりとげて、人格まで変わり果てた人、というのはかなりのドラマ。ロードオブザリングファンなので、フロドの最後の決断を連想してしまいました。グリーシャはまた人前に出てくるのかな。
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