第70回ゴールデングローブ賞結果速報(映画部門)
<Cecil B. DeMille Award(功労賞)>
開口一番「私は50歳!」とハイテンションで連呼してて大丈夫かなとおもったら、 いまさらながらにカミングアウトしかけてみたり。ジョディさん、あなたがラッセル・クロウを振った時から皆もう知ってたから。だいじょうぶ、だいじょうぶよ。
<作品賞(ドラマ部門)>
- 『アルゴ』
- 『ジャンゴ 繋がれざる者』
- 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
- 『リンカーン』
- 『ゼロ・ダーク・サーティ』
ありゃりゃ、アルゴになりました。アカデミー賞にはどう影響するんでしょうか。
<作品賞(ミュージカル・コメディ部門)>
- 『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』
- 『ムーンライズ・キングダム』
- 『レ・ミゼラブル』
- 『砂漠でサーモン・フィッシング』
- 『世界にひとつのプレイブック/Silver Linings Playbook』
コメディぜんぶまとめてミュージカルに負けました。でも最近実写でハリウッドのスターが集まったシリアスなミュージカル作品は珍しいと思うので、たとえイギリスの作品でイギリスの監督で主演男優、助演男優ともにオーストラリア人でも、「ハリウッドでミュージカル大作を作って興業も当てた」意義は大きいのかなーと思ってしまいました。ニール・パトリック・ハリスも早くソンドハイムのミュージカルを映画化してくれないかしら。
<脚本賞>
- クリス・テリオ (『アルゴ』)
- クエンティン・タランティーノ (『ジャンゴ 繋がれざる者』)
- トニー・クシュナー(『リンカーン』)
- デイヴィッド・O・ラッセル、マシュー・クイック(『世界にひとつのプレイブック』)
- マーク・ボール (『ゼロ・ダーク・サーティ』)
タラちゃん復活!やっぱり言葉の人なんだなあ。脚本賞おめでとうですv
<監督賞>
- ベン・アフレック (『アルゴ』)
- キャスリン・ビグロー (『ゼロ・ダーク・サーティ』)
- アン・リー (『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』)
- スティーヴン・スピルバーグ (『リンカーン』)
- クエンティン・タランティーノ (『ジャンゴ 繋がれざる者』)
<主演男優賞(ドラマ部門)>
- ダニエル・デイ=ルイス (『リンカーン』)
- リチャード・ギア (『アービトラージ(原題)/Arbitrage』)
- ジョン・ホークス (『ザ・セッションズ(原題)/The Sessions』)
- ホアキン・フェニックス (『ザ・マスター(原題)/The Master』)
- デンゼル・ワシントン (『フライト』)
<主演女優賞(ドラマ部門)>
- ジェシカ・チャステイン (『ゼロ・ダーク・サーティ』)
- マリオン・コティヤール (『君と歩く世界/Rust and Bone』)
- ヘレン・ミレン (『ヒッチコック(原題)/Hitchcock』)
- ナオミ・ワッツ(『ジ・インポッシブル(原題)/The Impossible』)
- レイチェル・ワイズ( 『ザ・ディープ・ブルー・シー(原題) / The Deep Blue Sea』)
<主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)>
- ジャック・ブラック(『バーニー(原題)/ Bernie』)
- ヒュー・ジャックマン (『レ・ミゼラブル』)
- ブラッドリー・クーパー (『世界にひとつのプレイブック』)
- ビル・マーレイ (『ハイドパーク・オン・ハドソン(原題)/Hyde Park on Hudson』)
- ユアン・マクレガー (『砂漠でサーモン・フィッシング』)
<主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)>
- エミリー・ブラント (『砂漠でサーモン・フィッシング』)
- ジュディ・デンチ (『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』)
- ジェニファー・ローレンス (『世界にひとつのプレイブック』)
- マギー・スミス (『カルテット!人生のオペラハウス』)
- メリル・ストリープ (『ホープ・スプリングズ(原題) / Hope Springs』)
<助演女優賞>
<助演男優賞>
- アラン・アーキン (『アルゴ』)
- レオナルド・ディカプリオ (『ジャンゴ 繋がれざる者』)
- フィリップ・シーモア・ホフマン (『ザ・マスター(原題)/The Master』)
- トミー・リー・ジョーンズ (『リンカーン』)
- クリストフ・ヴァルツ (『ジャンゴ 繋がれざる者』)
<外国語映画賞>
<作品賞(アニメーション)>
- 『メリダとおそろしの森』
- 『フランケンウィニー』
- 『モンスター・ホテル/Hotel Transylvania』
- 『不思議の国のガーディアン/Rise of Guardians』
- 『シュガー・ラッシュ/Wreck-It Ralph』
<オリジナル作曲賞>
- Mychael Danna (『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』)
- Alexandre Desplat (『アルゴ』)
- Dario Marianelli (『アンナ・カレーニナ』)
- Tom Tykwer, Johnny Klimek, Reinhold Heil (『クラウド アトラス』)
- John Williams (『リンカーン』)
<オリジナル歌曲賞>
まとめ
ふたを開けてみれば、映画部門は作品賞、監督賞ダブル受賞のアルゴの勝利!7部門ノミネートのリンカーンは「誰かが入れるだろう」と思われて「ベンアフを助けてやらにゃあ」というバランス感覚が働いちゃったんでしょうか。アルゴは面白いエンタメ映画だったけど、政治的にはちょい物足りなかったので、少し意外でした。