QotD:懐かしい味
もう生産していない、または食べたいお菓子などでまた作ってほしいのはありますか?
「ピンクのパンケーキ」
デニス・ホッパー監督の映画「ハートに火をつけて」に登場。
1990年の映画なので、16年も前に見たのに忘れられない。
マフィアの殺しを目撃して警察を呼んだ前衛芸術家(ジョディ・フォスター)。
マフィアが雇った殺し屋(デニス・ホッパー)に殺されるはずだったのに逆に一目惚れされてしまう。
一緒に逃げるハメに。
当然険悪ムードの逃避行の中で、なんとか二人の溝を埋めようとデニスが出した会話のお題「はずかしい話」へのジョディの答え。
<ネタバレ>高級レストランに行ったが、食べたいものが何もなかった。
その時食べたかったのは、駄菓子屋さんで売っている人工着色料満載な
安っぽい甘ったるいパン菓子。
すったもんだの挙句、ようやくお互い分かり合って一夜を共に。
だが翌朝ジョディが起きてみるとデニスの姿がない。
このときだったか、おきた直後に帰ってきたデニスが茶色の紙袋から取り出したのか
記憶が定かじゃないけれど、モーテルのベッドに横たわるジョディの周りを
大人買いした「ピンクのパンケーキ」でいっぱいにして、花びらをまいたようにしたシーンが忘れられませんです。
</ネタバレ>
今まで見た中で一番ロマンチックさとバカさが同時に全開だった映画のシーンでした。
この映画のおかげで、どーしても「ピンクのパンケーキ」が食べたくなったが、
日本では明治屋や紀伊国屋ですらあんまり見たことない。留学先のイギリスにも売ってなかった。
というわけで、大昔にニューヨークに行った時にオンボロなよろず屋さんで見つけたときは感動!
まっピンクのスポンジの中にたしかチョコ味のマシュマロが入っていて、表面にはピンク色のココナツが
振ってあったような気が。安〜い味でしたが、確かに「たまに無性に食べたくなる味」でした。
うー、また食べたい!