State of Play 第一話スキャンダル

2003年のBBC傑作ドラマがようやく日本で放送!ですが。
吹替俳優さんには何の恨みもありませんが、あの声のカルじゃ、これほどまでにこのドラマのファンにはなれないかも。

ジョン・シムってのは、トム・ヨークに男気を振りかけすぎたような、かわいいんだか かっこいいんだか おっかないんだかわからない、一言では表現しがたい人。」で、この魅力を5割増にするのが、ドスのきいたマンチェ訛り。

ただ標準語の日本語に直されてしまっただけならいいのですが、あのどこか軽い、吹替えにしか存在しないニヤケた調子。
そう、ジョン・シムのディロン化です(←言いすぎです)。

デラとブラウン警部補も標準語で吹替えなので二人ともスコティッシュであることも、ほとんど分からない(「出身は?」「グラスゴー」「エジンバラ」と言っているので、よーく聞いてれば分かるけれど)。
奥ゆかしい二人が一目で「この人なら信用してもいいかもしれない。協力しあおう」と思えたのは、同じお国訛りだったから。
まあ、吹替えでズーズー弁しゃべらすのは非現実的かもしれないので、しょうがないのかなあ・・・。

とはいえ、強烈なスコティッシュ訛りのデラと、男前すぎるマンチェ訛りのカルとベル警部、そして2話で登場するドミニクはコックニー、と訛り3重苦ドラマなので、日本で「オリジナル音声で聞いてください〜!」というのは御無体かも。英語の発音マニアにはすごくいい教材かもしれませんが?!

えーい、こうなったらNHKさん、早く字幕つきDVDを!!