ケヴィン・スミスとNPHの因縁のワケ

昨日の#biggaybattleで、なぜケヴィン・スミスが「敵の敵は味方だから」とジョン・バロマンに投票してくれたのか分かりました。
2008年3月 Aint it Coolのインタビューで、NPHジョン・チョーカル・ペンのハロルド&クマールを持ち上げようとして、クラークスのジェイソン・ミューズをネタにしてしまった模様。


NPH:(ハロルド&クマールの)いい所は、ちゃんとした役者コンビをキャスティングした所。演じる役そのままの素人にやらせたわけじゃなくて。ジェイソン・ミューズと・・・サイレント・ボブかな・・・ジェイ役をやってたのって誰だっけ?

司会:ジェイソン・ミューズで合ってる

NPH:ただ(ケヴィン・スミスの)友達ってだけで引っ張り出されて。(ケヴィン・スミス)は、そいつを映画に出演させてバカな事やらせただけだし。

うわー、これはケヴィンが「友人がディスられた」と受け止めてもしょうがない。幼馴染なので「敵の敵は味方」発言になったわけですね。

ちょっとだけNPHを弁護すると、実際にケヴィン・スミスがジェイソン本人をベースにしたキャラクター「ジェイ」を(お金がなかったという事情もありますが)あえて役者経験がないジェイソンにやらせたのはリアルさを出すための演出効果を見込んでの事だというのも事実だと思います(ツイッター上でもフォロワーに指摘されていました)。

常日頃、ゲイなのに女好きの役で人気を博したり、ミュージカルでソンドハイムの難曲に挑戦している努力家のNPHからすると、自分そのままの役をやっている(ように見える)ジェイソンは役者として認めたくないタイプなのでしょうか。NPHちょっと了見が狭いっす。あ、全然弁護になってないです。NPHファンなのにw

ちなみに、ジェイ&サイレントボブが活躍する「ドクマ」は、私にとって2000年代に日本公開された映画の中でトップ10に入るほど大好きな映画で、ジェイソンもジェイも好きですが、ジェイソンがクラークス以降にも俳優活動をしていたのは知りませんでした(こら)。ちょっと見てみようかな。

NPHも事の大きさにびっくりしたらしく、後で謝罪ツイッターを流しています。

“Didn’t realize the upset my words caused. Looked back at what you said, and I concur. Ignorance on my part. Apologies”

新年早々しょーもないネタですみません。でもこの騒動が全部ツイッター上で起きている、というのが2010年の幕開けらしくて面白いですよね。

ちなみにバロマンさんの反応は

“The Timelords have nothing on NPH and me. We r both gay-lords of the decade. lol :)”

平和だなあv ホント、さんたさんの言う通り、二人でミュージカルやっちゃえばいいのに。絶対見に行くわ!!

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