Wikileaksアフガン文書への朝日新聞の反応

文書発表当初は、米政府の声明をそのまま書いたような記事が少し。その後追加報道がないな・・・と思っていたら、8月2日になってようやくまとめ記事が。3面=社説の横(ページの8割)を使って、それなりに大きな扱いですが・・・。

『暴露サイト、米に激震 アフガン戦争機密9万件流出』

まるで有名人の私生活でもバラしたような、ステキすぎるタイトルですね :-p
内容はウィキリークスと創設者ジュリアン・アサンジュについての解説で6割、『米政権「結果の重大性顧みぬ流出、有罪」』という見出しで、アメリカ国内からの反応のまとめが4割。

最近の動向としては、ハッカーの会合HOPEにアサンジュの代理で出席したセキュリティ技術の専門家が空港で拘束されてFBIから尋問を受けたり、情報源として逮捕された兵士をハメた別のハッカーが、二人のMIT学生を「協力者」としてタレこんだりと、色々面白い(と言っては失礼ですが、でも面白い)動きがあるのですが、情報が追い切れていないだけなのか、日本に直接関係なさそうなのでどうでもいいのか・・・。

尚、asahi.comにはロイターからの配信しか載せていないので、今のところこれらのまとめ記事は読めないようです。内部告発文書発表当初からフォローしている読売新聞や毎日新聞に比べても、かなり頼りない報道。「シェークスピアの全作品の20倍」と言われる膨大な文書の解析に時間がかかっているのね、と好意的にとってもいいんですが、発表の数週間前から文書の解析をしていたガーディアン、NYタイムズを始めとした英米メディアの反応を精査するだけでも、それなりに記事には出来ると思うんですが。なぜこんなに慎重なんでしょ。三谷幸喜のコラムも多忙すぎてつまらなくなってきたし(と言いつつも、この数カ月は奥さんとほぼ別居状態のようで、ちょっと心配です)、そろそろやっぱり新聞変えようかな・・・。