The Colbert Report ホビット特集週第二夜 マーティン・フリーマン出演回(冒頭から)

昨夜の夜中に、番組の聞き書きを途中部分からアップしましたが、夜中だけあって一箇所日本語が変だったので、直しました。ついでに折角なので番組の頭の部分も付け足してみました。トールキン大ファンのスティーヴンのオーバーヒートぶりが可愛いですv
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ETA: 17 Dec 2012 わわわ、トーク冒頭で今までマーティンが演じてきたアイコン的なキャラクターを列挙している部分で、H2G2のアーサー・デントが抜けていました!ので追加。hedgehogさんありがとうございます!)

ご挨拶する二人。
テーブルになぜかリンゴが一個乗っていたのでスティーヴンがどかす「ファンタジーの世界だからね、毒入りリンゴかもしれない」

スティーヴン「君はビルボだよね?もう完成作は見た?ちなみに僕は見たよ(じまんげ)」
マーティン「見たよ。2回」
スティーヴン「2回?じゃあ僕の負けだ。しかも君は出演してるしねw」

スティーヴン「君はオリジナルのThe Officeのティムとしてよく知られているし(観客から歓声)、シャーロックのワトスン先生役で(観客からさらに歓声)、銀河ヒッチハイクガイドのアーサー・デント(またまた歓声)、そして今度はビルボ。アイコン的なキャラクターを演じていて重荷に感じない?キャラクターに囚われてしまうことは?」
マーティン「ティムの時は思ったかな。何年か続いたし。言っとくけどThe Officeに出たのは誇りに思うし、大好きな番組だけど、でも道端で人からティムって呼ばれるのはやめてもらえないかと、何年間かは思ってた」
スティーヴン「これからはビルボって呼ばれるよ」
マーティン「その通り」


スティーヴン「僕は俳優じゃないし、俳優のことは何も分からないけど、君は俳優だ。ビルボの中のどこかには君の本質が出てると思う。君にとってのビルボってどんな人?」
マーティン「僕のビルボは僕らすべての人。僕はすべての人がこうだろうと思っているし、こうであってほしいと思ってるんだけど、平和を愛し、トラブルには巻き込まれたないと思っている人。なのに突然その状況から引っ張りだされて、誰かを殺したり、誰かに殺されるかもしれないような冒険に行かなきゃいけなくなる。」

スティーヴン「でも君も撮影の中でビルボと同じような冒険をする羽目になったよね。ロード・オブ・ザ・リングを撮影したとても険しい道を通らなければいけなかった」
マーティン(マグカップを指さして)「これは毒入り?」
スティーヴン「何も保証は出来ないなあ。インタビューが進むうちに結果が分かるかもね」
スティーヴン「僕もあの道を通ったんだよ、去年」
マーティン「知ってるよ。そう聞いた」

ただし、スティーヴンがホビットのロケ地を訪ねた時はクリスマスで、マーティンは帰省しててスレ違い。南半球なのでクリスマスは夏だから8月だよねとボケるスティーヴン。マーティンがNZに戻ったらマッサージのアンジェラが「スティーヴンが来て****して行きましたよ〜」と教えてくれた(スティーヴンのホビット出演はまだ報道できないのでマーティンが伏せた)

スティーヴン「そう、アンジェラが僕にピーター・ジャクソン監督からのメモをくれた。ホビット特製のメモ帳に『楽しんで』と書いてあって、その通りに楽しんだよv」

マーティン「トールキンクイズで(脚本の)フィリッパに勝ったんだってね。フィリッパもすごいトールキン通なんだけど」

スティーヴン「パーティー好きのドワーフのパーティーの最中にピーター・ジャクソンが僕の所に来て、これからオタクタイムをやるよって言われたんだ。
そこで、クイズを始める前にフィリッパに言った。覚悟して。僕は人生をかけてトレーニングを積んできた陸上選手のようなものなんだ。自分のレースがいつ開催されるのかも知らないのに。でもどうやら相手はキミだったみたいだねv 」

トールキン大ファンのスティーヴン「子供の頃トールキンの本は読んでた?」
マーティン「いや。大人になってから。(スティーヴンがテーブルの下をゴソゴソしてるので)・・・飽きたちゃった?」

スティーヴン「いやいやいや」

取り出したのは、映画ホビット仕様のビルボのレゴ!

スティーヴン「子供の頃は読んでなかったそうだけど、いまじゃ子供のおもちゃだよ!」

マーティン可愛いドヤ顔

マーティン「でも知ってた?この頭を取ると・・・(髪の毛部分を引っこ抜いて、レゴビルボの首を180度回転させるとなんともう一つの表情が!髪の毛を付け直す)怖がってる僕の顔になるんだ!」

マーティン「こいつは現実のマーティンと同じ数だけ表情が作れるみたいだね。僕より多いかも」(つまり表情が2パターンしかないという謙遜ギャグ)
スティーヴン「君と同じだけ表情の幅を持ってるんだw」

スティーヴン「これを見ると君がどれだけ有名になったか分かるよね。もちろん君が有名じゃなかったって言ってるんじゃない。君はすごく有名だし」
マーティン「もちろん皆知ってるよw」

スティーヴン「でもここまでやられると覚悟してた?言ってみれば『市場に浸透』すると思ってた?」
マーティン「人生で最も誇らしい日だったよ。撮影の最終日にすべてのキャラクターに自分のレゴが配られたんだ。まさに人生のハイライトだった。『自分のレゴ?!ウソだろ!』」

スティーヴン「レゴラスのレゴもあった?」
マーティン(面白いけどベタなボケを口元だけでふっと笑い、間髪入れずに真顔で)「うん、でも腰から上しかないからレッグレス・レゴ・レゴラス(足なしレゴラス)だった」
スティーヴン、ボケ合戦での負けを認めたかのように静かに右手を出し、マーティンと握手。マーティン、クールに握手してお茶を飲む)

ここからいきなりシャーロックの話
スティーヴン「君と、シャーロックでシャーロック役を演じたベネディクト・カンバーバッチは・・・もう次のシーズンは撮り始めたの?」(スティーヴンはアメリカ人なのでイギリス風の「シリーズ」という考え方はしない)
マーティン「いや、まだ。3月から」

スティーヴン「よし。で、君はビルボという大役で、彼はすごい特撮の竜のスマウグ役だよね。どっちのほうがいい役かで言い争いになった事はある?」
マーティン「スマウグはすごくいい役だよね」
スティーヴン「でも竜は本質的にセクシーだし」
マーティン(そうでもないだろと首を振って)「ホビットにもホビットなりのセクシーさがあるよ」観客から「おおー!」というどよめき

スティーヴン(トークの背景の裂け谷の書割りを指して)「君は今、裂け谷にいるんだ。すごいでしょ?キレイだよねv」
マーティン「聞いてもいい?これってちゃんと合法?」
スティーヴン「・・・国際的な著作権違反をしてて、ニューラインシネマに訴訟起こされるとでも?」
マーティン「ええと、まあ」
スティーヴン「ハイ、今日はお越しいただいてありがとうございましたー!」
握手してトーク終了w

番組内で見せていたレゴがこちら。日本でもちゃんと買えるんですねv

他にも名シーンの再現がいっぱい。
レゴ ホビット 予期せぬ出会い 79003

あと、この映画は原作読んでからの方がやはり楽しい(というかマーティンとベネディクトとサー・イアンやアンディ・サーキスを想像しながら原作読んでる時が一番楽しいw)ので、未読の方は是非読んでみて下さい。

ホビットの冒険〈下〉 (岩波少年文庫)