クリストファー・エクルストン主演 BBC Accused:Willy's Story

以前ちょっこしご紹介したジミー・マクガヴァン脚本の裁判の被告人を主人公にしたオムニバス6話連作Accused。whiteanklesocksさんにpokeして頂いて、無事クリストファー・エクルストン主演の第一話を見ることができました!60分間、途切れることなく、物凄い緊張感が続く、パワフルなドラマでした。ジミー・マクガヴァン先生節炸裂です。

Willy Houlihan is in the holding cells beneath a Crown Court, awaiting the verdict of his trial. As he begins the long walk back up to his courtroom, viewers learn the events that brought him there. Willy was a hard-working plumber, with money pressures and a family who rely on him. But what did he get involved in?

視聴者はクリストファー・エクルストン演じるウィリーが何の罪で告訴されたのか、まったく知らされていません。何度も何度も、罪を犯しそうになる瞬間を、ウィリーと共にやり過ごしていきます。なんというか、連続殺人をしない「ヘンリー:ある連続殺人鬼の記録」みたいな緊張感のあるドラマでした(←根本的に矛盾してます)。ズバリと正しい道を教えてくれるカソリックの司祭の存在も、結局はまったく救いになってないあたりが、ジミー・マクガヴァン作品らしいです・・・。

ウィリーは決して悪人ではないものの、若い女との不倫を妻に打ち明けて家を出て行こうとしているため、精神的に追い詰められています。真面目な配管工だったのに、今はアンガーマネジメントセミナーが必要そうなほど。どこかバカ正直な所もあるものの、あまり好感の持てない主人公をエクルストンが見事に演じ切っていて、最後まで一気に見てしまいました。

何を言ってもネタばれになってしまいそう!なので、これ以上書けませんが、出ずっぱりのクリストファー・エクルストンが見せる感情のジェットコースターに一緒に乗っている気分で、かなーり疲労感があります。でも見る価値あり!次のエピソードは、英国陸軍から抗議が来たという、アフガンでの兵士同士のいじめを描いた問題作。マッケンジー・クルックが主演です。

にほんブログ村 テレビブログ 海外ドラマへ