ステキ演劇レビューブログ I Went Crazy, Not Stupidが誕生しましたよv

皆さんには、お気に入りのレビューサイトはありますか? 映画でもドラマでも、いつ読んでも納得・共感できて、しかもその一歩先まで感じ取って、考えてあるレビューサイトって、実はとっても貴重品。

  • 好きな俳優・女優の見所だけでなく、「プロダクション全体についての評価」をしてくれる。つまり作者が伝えたい核心と、演出家がその中から伝えたい事(古典であればなぜ今それを上演するのか、新作ならなぜ今制作したのか、なぜそのキャスティングにしたのか、なぜその演出にしたのかという意図)を掴みとってくれる
  • しかも視点が「極端には」偏ってなくて*1
  • 取り上げる作品の好みがピンと来て
  • あわよくば文章まで面白い!

なんてレビューサイトには、なかなか出会えません・・・って、求めすぎてる、ワタシ?

でも、あるところにはあるのです。それが、出来たてホヤホヤの英国演劇レビューサイト

お芝居でも映画でもドラマでも小説でも、彼女に感想を聞くと、ちゃんと核心を掴んでいて、さらにちょっと独自の視点があって、ホント楽しいのです。内輪だけで聞いてるのはあまりにもったいない!といつも思っていたので、レビューサイトを開始してくれて嬉しいかぎり!

日本在住の日本人で、演劇関係者でも評論家でもなく、こんなにイギリスのお芝居(しかもミュージカルではなくストレイートプレイ)を現地で沢山、そして深く見ている人は、なかなかいないと思います。

レビューの最初のラインナップで一番のオススメは、なんといっても今後の英国演劇界を背負って立つ天才俳優アンドリュー・スコットイプセンの大作に主演した「皇帝とガリリア人」。他にも「刑事ジョン・ルーサー」でサイコ殺人鬼をいともやすやすと演じきったルース・ウィルソンたんと「あの」ジュード・ロウが共演した「アンナ・クリスティ」サム・メンデス演出・ケヴィン・スペイシー主演の「リチャード3世」、10代目ドクターとコンパニオンが再会したデイヴィッド・テナントとキャスリン・テイトの「から騒ぎ」などなど。どれも読み応えあり。唯一の難点は、レビューを読むと、今すぐロンドンに飛んで行きたくなってしまうこと?!

紹介されているお芝居のチケットは既に売り切れているものもありますが、合法的かつお金をかけすぎずにチケットを手に入れる方法もちゃんと紹介されています。9月から10月に休暇が取れそうな方、ぜひI Went Crazy, Not Stupidでレビューをチェックしてから、ウェストエンドへ行きましょう!!

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*1:何しろわたし自身がブロマンス好き、SF映画好き、戦争映画好きなので偏ってる事自体は悪くないんです、はい