メメント鑑賞
クリストファー・ノーランを一躍有名にした作品なのに、なんとまだ見たことがなかったのでした。
先日TDKRの感想を話し合っている時に、ノーラン好きのいなむらせんせいも、ノーランが大して好きじゃないチエコさんも、どちらも「メメント」の頃のノーランは「いい若手が出たなという感じ。期待できそうだと思った」と意見が合致していた作品でした。
わたくしがどうにもダークナイト・ライジングを面白いと思えないのは(ごめん、言い切ってしまった)、きっとメメントを見ていなくてクリストファー・ノーラン監督に何の思い入れがないからなのでは?と思いまして、それはあんまりフェアじゃないんじゃないかということで、チエコさんにお借りしてようやく見ました。
プロットが行ったり戻ったりややこしいけど、ちょっとグランジっぽい画像処理はなかなかおしゃれだし、ノーランの他作品と違ってガイ・ピアース演じる主人公には感情移入出来たし*1、キャリー・アン・モスはセクシー。おおこれは面白い!インセプションやTDKRと同じ監督が撮ったとは思えない!(こら)と思っていたのですが、最後まで見てネタが割れてみたら、なんかやっぱりインセプションやTDKR撮ったのと同じ監督だったな・・・という感じでしたorz あれかな、リーガル・ハイとか好きな人はノーラン映画好きなのかもしれません(根本的に人の心の正しさ・良さを信じないタイプで、「プロットに騙される」、監督にoutwitされることに快感を覚えるタイプの方)。
いやーでも途中まではほんとに「ガイ・ピアースとキャリー・アン・モスでバットマンとキャットウーマン撮り直してくれたら、とってもセクシーな映画になるんじゃないか」とワクワクして見ておりました。いや、単にわたしがクリスチャン・ベールはガンカタの時しか好きじゃないから、というだけのことかもしれないです、すみません。
*1:少なくとも途中までは