竹内結子出演ドラマ「フラッシュフォワード」が3月まで休止に
竹内結子が出演することで話題になったABCのSFドラマ「フラッシュフォワード」が、来年3月まで放送休止になりました。元々今週のミッドシーズンフィナーレを経て、2010年1月から再開するはずでしたが、3月まで休止期間が延長に。スーパーボール以降、視聴率が下がり続けているので、打ち切りにならないだけまだ良いのかもしれません。
FlashForward will be taking an extended hiatus until March 4 following Thursday's new episode, TVGuide.com has confirmed.
このドラマの最高責任者であるショーランナー*1のマーク・グッゲンハイムが10月に解任された時点でかなり雲行きがあやしかったのですが。設定上放送開始日から半年後の4月29日がストーリー上のキーポイントになりますが、3か月も休止してどうやって話をまとめるつもりなのか、ちょっと心配です。
フラッシュフォワードにテコ入れが必要な理由をLostとの比較で分かりやすくまとめた記事があったので、かいつまんでご紹介します。
- Lostでは、登場人物の背景を描き、それが中心となる謎解きに関連していたが、Flashforwardではサブプロットばかり描かれる
- しかもそれがアルコール依存症、病気、不倫ネタの繰り返しで、あまり面白くない
- 肝心のSF的な謎解き(=フラッシュフォワードの原因)は、3話以降ほとんど進展していない
- 重要な手掛りが放置されたまま*2
- Lostのテリー・オクインやマシュー・フォックスと比べて、主要キャラクターが魅力に欠ける
- ジョゼフ・ファインズとジョン・チョーはカリスマ的なリーダーシップのあるタイプの俳優ではない(物語が違うので仕方がない気も・・・)
- キャストの中で一番印象が強いのはブライアン・F・オバーンだが、与えられている役小さい
Lostは見ていないので何とも言えませんが、それを割り引いてもかなり同意してしまいました・・・。ジョン・チョーは善戦していると思いますが、どうもジョゼフ・ファインズとその妻のキャラクターが感情移入しづらいのです。
ただ、竹内結子とブライス医師のエピソードは思いのほかよかったので、折角の竹内結子のハリウッド本格進出の機会がこのまま消えてしまうのはもったいないです。どうにか広げすぎた風呂敷を休止期間中にうまくまとめ直して、生まれ変わったフラッシュフォワードにを見せてほしいです。