ニューヨークでキミに会いたくて:或いは私はいかにスノーボールに恋焦がれ、そして心破れたか。

ベネディクト・カンバーバッチダニー・ボイルフランケンシュタインの楽日を見るためにロンドンに行くのが決まっていたのに、その直前に唐突にニューヨークに行ってしまったのは、もちろんニール・パトリック・ハリスとスティーヴン・コルベアのミュージカルCompanyを見るためだったのですが、その他にも隠れた目的がありまして・・・。

5年前の日記に書いていたのですが、わたくしデニス・ホッパージョディ・フォスターのラブコメディ*1「ハートに火をつけて」で印象的な使われ方をしていた、HostessのSno Ballsという駄菓子がもう一度食べたくて食べたくてしょうがなかったのです。

ホステスという会社の名前で、カンの良い方ならお気づきかもしれませんが、そうです、ジェシー・アイゼンバーグ主演の「ゾンビランド」で、ウッディ・ハレルソンが血眼で探していた駄菓子Twinkiesの会社です。そしてSno Ballsは、まさにウッディ・ハレルソンがホステスのトラックを開けた時に雪崩のように落ちてきて、「なんだ、ちくしょー、Sno Ballsかよ!!!」と踏みつけにしていた、アレなんです。てか、
Sno Ballsを踏みつけちゃダメーーーーーーーーーーーーーー!!!

かくして、ゾンビで壊滅した街でウッディがTwinkiesを探し求めていたのと同じような形相で、私はニューヨークのありとあらゆるコーナーショップ*2とスーパーとDuane Reade*3を見て回っておりました。それこそホテルから近かったレキシントン街なんて、道路両側の全てのコーナーショップを片っぱしから覗いては、Sno Balls売ってる?と聞いて回ったのですが、見つからず。というよりHostessの商品自体が置いていない。似たような、安っぽくて脂ぎったカップケーキ類は山ほど置いてあったのに。一瞬Hostessが倒産したのかと思いましたが、ウェブサイト(かなり適当)はちゃんと稼働中。ならばあるのだ。このニューヨークの片隅のどこかで、Sno Ballsが私を待っているのだ。

転機は思わぬ所からやってきました。同行者が入院してしまい、お互いに朝食を食べたきりで飲まず食わず。夜中の12時過ぎにようやく時間が出来たので、病院の夜勤の会計係に聞いて教えてもらった、24時間営業のコーナーショップ兼デリに行くと・・・あるではないですか、Hostessの文字が!!! 脂ぎったお菓子の袋が!

はい、Twinkiesでしたorz

サンドイッチを注文するかたわら、お店の人に聞いてみた所、Twinkiesは入れてるけど、Sno Ballsは入れてないそうでした。というわけで、ゾンビランドのウッディ・ハレルソンにテキストしてあげたいような大発見?はしたものの、とうとう今回の旅行では、Sno Ballsには会えずじまい。今後アメリカにご旅行の予定のある方、Sno Ballsを見つけられたら、写真だけでもいいので、だいこくさんに送ってやってください。喜びます。あ、現物*4とかだったらもっと喜びますv(一個150円くらいのものだと思います)。ちなみにTwinkiesを食べてみた感想はこちら

ハートに火をつけて [DVD]
レントラックジャパン (2004-12-22)
売り上げランキング: 93162

ゾンビランド [DVD]
ゾンビランド [DVD]
posted with amazlet at 11.05.13
Happinet(SB)(D) (2011-02-04)
売り上げランキング: 1880


にほんブログ村 テレビブログ 海外ドラマへ

*1:当初心理スリラーとして撮っていたが、180分もあったので映画会社に勝手に編集された結果、おっさんスナイパーとインテリ美女の奇妙な恋の逃避行映画になってしまった。あれは恋と言うよりストックホルム症候群のような気もしますが、もにょもにょ

*2:イギリスではコーナーショップと呼んでいましたが、アメリカ英語だと何て呼ぶのか分かりません。単にgrocerでいいのかな。日本的には、おじいちゃんおばあちゃんがやってる駄菓子屋兼「よろず屋さん」みたいな感じのアレです。

*3:イギリスで言うBoots。コンビニとドラッグストアを足しっぱなしにした感じ

*4:1ダース、3ダース、いや半ダースでもv