True Blood S2第12話(終)鑑賞

のっけからネタバレです。
Sherlock祭りでちょっとあまり正気でない状態で見たのですが、メナード片付いて良かったです(そんだけか)。サムあんな事してトラウマにならなきゃいいけど・・・。でも角なのに腕なのね。ちょっと謎(深くは追求しないほうがよさそうw)

今週のエリック師匠

エリックは出番少なすぎでした。あれだけなんて、あんまりだわ・・・。そして全然お笑い要素も足りません。

あと、女王様の口からはっきり言われていましたが、あの地区で最強・最長齢の吸血鬼はエリック(その前はゴドリック←すみません、ゴドリックは担当している州が違いますね)。なのになぜ、彼より弱くて若い吸血鬼に服従しているんでしょうか。うーん、不思議です。

すごくどうでもいい事なんですが、The Mentalistを毎週見ている身としては、女王様にはぜひ、パトリック・ジェーンとあのサイコロゲームYahtzeeで対戦してほしいです。ジェーンなら、多分一発でイカサマを見破って勝っちゃうと思うので、逆上した女王様に襲われちゃうかも。・・・それはそれで大変美しいシーンですね、ごちそうさまです(おい)

マーロッテの名前の秘密

一番好きだったシーンは、サムの店「マーロッテ」の所以が分かるシーン。マーロッテは養父母の名字だったんですね。養父母に夜逃げされて以来、ずっと偽名を名乗っていると勝手に思い込んでいたんですが、自分を捨てた人たちの名前をずっと名乗っていたなんて…。しかもあんなに大きな看板を出して繁盛したお店にして。うう、サム・・・!!!(号泣)

久しぶりに養父母を見ても、もう怒りも許しもなく、吹っ切れている様子でしたね。生みの親の所在を聞いていたけど、これがS3につながっていくんですね。なんとなく生みの親を探しても、あまりいいことはなさそうな予感がするんですが・・・TBきっての善人であると同時に受難の人であるサムが幸せになるのは、いつなんでしょう・・・。

ジェシカとホイト

いやーん、なにこの少女漫画みたいなすれ違い!ジェスの方は、少女漫画というよりも、スプラッタホラーでしたがw ホイトはようやくお母さんの呪縛を絶ち切ってジェシカを選んだのに、なにやってんの、ジェスたんは!早くお家に戻っておいでー!! S3では、このまますれ違ったままになりませにんように(祈)!!

ビルとスーキー

エリックがスーキーを狙ってる事が分かって、先手打とうとしてますね、ビル。
ドレスをプレゼント

フランス料理を予約(実は貸切!)

生演奏でダンス(このあたりが、南北戦争時代の人の発想)

幸せいっぱいで高級ディナーを頬張る彼女に、航空券をプレゼント

とどめに、婚約指輪のプレゼント

もう、ハーレクインロマンスばりの波状攻撃です。惜しむらくは、婚約指輪の時に、ひざまずいてプロポーズしなかった事です(たぶん、ひざまずいていれば、スーキーは悩まずにすぐOKしたと思う。あ、でもひざまずくときは観客が必要なので、貸切はマズかったかも。ってわたくしも英米のロマコメ映画見過ぎですみませんw)。

結果はやっぱり?のクリフハンガーになってしまいましたが、うーん、どうなるんでしょう。

まとめ:S2のテーマは信仰の光と影?・・・それともエリック師匠?

S1は一見、荒唐無稽&濡れ場だらけのように見えて、「差別」と「依存症」という非常に大きなテーマがあって、一本筋の通ったドラマになっていましたが、S2の根底にあったテーマって結局なんだったんでしょう・・・。太陽教団と、マリアン=メナード&ボンタン町民という、2つのカルト教団的存在が出てきたので、やはり「信仰」でしょうか。ただ、あまりプロット的に噛みあっていなかったというか、S1ほど登場人物たちの心情を描き出したシーンはなかった気がします。

おそらく「信仰」が一番皮肉かつ悲劇的にクローズアップされていたのは、太陽教団編の終盤の教祖の浅ましさと教団員の心離れを、吸血鬼ゴドリックの潔さとエリックからゴドリックへの絶対的な信奉に対比させた部分だと思いますし、この部分はとてもドラマとして成功していたと思います。ただ、その後のS2を引っ張ったマリアン=メナードのプロットが、ちょっとやりすぎでめんどくさくなっていったのが残念でした。信仰のダークサイドを描いたつもりなのかもしれませんが、コミカルに走りすぎていて、ドラマを引っ張る力としては、あまり機能していなかったように思います。

でもそれを補って余りあるほどに、ジェシカ&ホイトと、エリック師匠&笑いの神様(違)がステキすぎました。S3でもこの二組が活躍してくれることを祈ります。って、エリックとコンビ組むのを笑いの神様にしてしまってすみませんw でも今のところパムでもスーキーでもゴドリックさんでもないんですよね、ははは・・・。