現代版「シャーロック」はゲイなの?Bromanceなの?死ぬの?

すみません、現代版シャーロックの話題4連発になってしまいました・・・。

このところガーディアン紙は、BBCの現代版「シャーロック」の高視聴率に便乗したのか、純粋に編集部内で大流行中なのか(多分後者。なぜならLife on Marsのときもハシャギまくっていたから)シャーロック関連記事を乱れ撃ちしてくれますが、なかでもちょっと面白いコラムが載っていたのでご紹介。

同紙のフェミニスト寄りコラムニスト マチルダ・グレゴリーさんによれば、シャーロックは複雑なプロットや予想できない展開だけでなく、ホームズとワトスンの関係性の面白さが視聴者に受けていて、それはBromance(Brothers + Romance)なんだそうです。

ホームズとワトスンは最新の(最古のかもしれないが)TV Bromanceだ。Bromanceとはドラマやコメディドラマにお約束の設定で、男性の親友同士が同じ職場で働き、時には同じ家に住み、ささいなことで夫婦のように痴話ゲンカしたりする。ガールフレンドがいることもあるが、二人にとって一番大切な関係は、親友同士だ。

古くは「おかしな二人」とかベン・アフレックマット・デイモンとかのことのようです。最近の映画ではHIMYMのマーシャルことジェイソン・シーゲルのI Love You, ManはBromanceが中心テーマ。なので「40男のバージンロード」という邦題はちょっとヒドいかもw

閑話休題。マチルダさんによれば、主演のベネディクト・カンバーバッチ

シャーロックはゲイじゃないけど、bromanceだとは思う

と認めていて、脚本のスティーヴン・モファットさんも

シャーロックとジョンはゲイではないが、あえてセクシュアリティは曖昧なままにしている

モファットさんは更に

「単に男が二人でつるんで一緒に住んでいるだけ。この素晴らしい現代社会では『あの二人付き合ってるの?』と言われるだろうけれど。これは素晴らしいことなんだ。世の中ずいぶん変わったもので、誰も拒絶したりしない。いかに文明が進んだかということだよね」

確かに聖典ヴィクトリア朝時代には、同性愛者は逮捕されてしまうことすらありましたものね。

尚、マチルダさんのコラムは「シャーロック」に限らずBromanceのまとめ記事なので、他にもハウスとウィルソン、エンジエルとスパイク、カーク船長とスポックとか心当たりのある名前が続いていますw 普通にコラムとしても面白いので、リンク先から全文読んでみてくださいv

コラムで紹介されていたfanvidも貼っておきます。事件のネタバレはないですが、演出上の面白かった所が網羅されているので(なんと9分以上でファンお手製にしては大作)、「ちゃんとテレビで見たかったのにー!」という方はガマンした方がいいかも?!